こんにちはuoseiです。
鮮魚店で勤めていると、お客様から聞かれる事がたくさんあります。
その中でも特に多く聞かれることで「冷凍のカニってどうやって解凍したらよいの?」です。
そんな質問に今日は答えていきたいと思います。
ついでに解凍した毛ガニのカッコ良い盛りつけ方も併せてご紹介します。
まず冷凍のカニはグレースといった氷の膜がついていて、これはカニの鮮度を保つためのものです。
冷凍カニの解凍方法ですが、食べるまでの時間にあわせた解凍方法があります。
一番良いのは購入してから食べるまで時間があり、前日から冷蔵庫でゆっくり解凍する方法です。
大体24時間くらい冷蔵庫に入れておけばちょうど良く解凍されます。
次に購入してその日のうちに食べたい場合は常温に3時間程置いておくとちょうど良く解凍されます。
最後に買ってすぐに食べた場合は40℃くらいのお湯で表面のグレース(氷の膜)を溶かして、
30分程常温置いておくとすぐに食べる事が出来ます。
いずれにしてもカニの大きさや種類によって解凍時間が変わってくるのであくまでも目安だと思ってください。
それでは冷凍毛ガニを解凍して調理したいと思います。
ふんどし部分もしっかり氷の膜が付いています。
今回は時間がないのでお湯を使ってさっと解凍していきます。
まずはお湯で表面の氷の膜を溶かしました。
30分程常温に置いておきます。
毛ガニの調理方法ですが、まずはカニの足を外します。
爪以外の4本を片側ずつ外すのですが包丁など使わずに手で簡単に外すことが出来ます。
カニは種類問わずトゲトゲしているので調理する際は気を付けましょう。
毛ガニの足が外せたら次はふんどしを外します。
包丁を隙間に入れるとふんどしが捲れるので手で簡単にとれます。
ふんどしを取ったあと甲羅をとります。
ここも手で簡単に外せますが、中が凍っていた場合は中々取れないのでその時は先に足の処理をしておきましょう。
甲羅の下にビラビラがついているのでここは取り除きます。
ここも手で簡単にとれます。
ビラビラが取れたら、爪の下を包丁で半分に切ります。
ここは少し硬いので手を切らないように気を付けましょう。
爪が付いていない方を甲羅にはめます。
ここが一番難しい部分ですが食べやすいように足の一部を包丁で削ぎます。
身が削れ過ぎないように殻の表面だけ削りましょう。
まずは足をきれいに並べて盛りつけます。
きれいに並べた足の間に甲羅と爪の部分を盛りつけたら完成です。
北海道の毛ガニは高級品なので食べる際は美味しく解凍してカッコよく盛りつけて食べて下さい。

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